

医学部受験において難解というイメージが強い物理ですが、実際には基礎から標準レベルの知識を問う問題が多く出題されています。大学によっては独自の出題方法を行うこともありますが、ほとんどの大学で難易度、出題傾向とも類似する傾向にあります。そのため、過去問を多く解く勉強法が効果的といえます。出題分野としては、大問数が3問以下の大学では、力学分野と電磁気分野はほぼ出題され、残りは波動か熱力学の分野からの出題となっていることが多いといえます。また、大学によっては解答途中の過程を表記したり、作図、論述を要求するところや、まれに原子分野を出題するところもあります。
出題レベルは基礎から標準といえども、大問数が3~4題と少ない中で、高校までに学習したすべての内容を問われます。さらに、医学部合格のためには高得点獲得が要求されます。受験日までに苦手分野の克服と、問題を正しく理解し、正確に解答する力を養っておくことが大切です。日頃から問題を解く際は、図を書いて正しく理解する、公式を丸暗記するだけでなく、その意味をきちんと理解し、適したところで使える技術を修得しておきましょう。いずれにしても、出題分野の「力学」「電磁気」「波動」「熱力学」のどの分野も苦手を残さず、過去問対策を十分に行うことが基本です。
物理が苦手という人は多いですね。なぜなら学問の根底に流れる現象や理屈が、目に見えにくいからです。
私の授業では、できるだけその理屈を目に見えるように再現したり、身近な事柄を例にすることから始めます。何でもないことのように思えるでしょうが物理で最も重要なのは、理屈をいかに正しく理解するかなのです。
理解を深めるために討論をすることも珍しくありません。討論をすると、何をどのように理解しているのか、どこでつまづきがあるのかを、かなり正確に把握することができます。1対1の討論ですから逃げ道がありません。
以前、物理の中でも電磁気の交流分野が特に苦手という生徒と徹底的に討論した結果、交流に関する疑問が晴れたことで、物理そのものが得意になったという経験があります。要は、理屈がわかると出来るようになる科目なのです。
医学部入学後のことを考えると、「物理よりも生物」と考える人が多く、最近では物理を選択することが少なくなっているようです。ところが、私立医大で合格点に到達しやすいのは、生物よりも物理と言っても過言ではありません。確かに、医学部の勉強で物理を使うのは「放射線」と「骨の曲がり方」の2項目のため、「それなら生物を」と考えるのも無理はないのですが。
私が、物理が好きなのは探求心を刺激されるからです。電気のことや宇宙のことなど、学ぶ意欲を刺激されることばかりです。受験を突破するために物理を選択すると、受験勉強で学んだことを教養として活かすこともできます。
「物理で受験しよう」と決めたら、安心して任せてください。「絶対に合格させる」という熱意で、受験当日までリードします。