メディカルラボ通信
2023年12月号『直前期に押さえるべき共通テスト攻略法』
2023.12.23 公開
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2023年も残すところ10日ほどとなりました。ここ最近は夜にかなり冷え込む日々が続いていますが,受験生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
昨年まではCOVID-19が心配の種でしたが,今年はインフルエンザが猛威を振るっているようです。
睡眠不足などで抵抗力が落ちていると体調を崩しやすくなります。しっかり勉強して,栄養をつけて,きちんと寝ることも心がけ,入試本番まで頑張ってください。
さて,今回のメディカルラボ通信は,間近に迫った大学入学共通テストの攻略法についてお伝えします。
昨年まではCOVID-19が心配の種でしたが,今年はインフルエンザが猛威を振るっているようです。
睡眠不足などで抵抗力が落ちていると体調を崩しやすくなります。しっかり勉強して,栄養をつけて,きちんと寝ることも心がけ,入試本番まで頑張ってください。
さて,今回のメディカルラボ通信は,間近に迫った大学入学共通テストの攻略法についてお伝えします。
CONTENTS
大学入学共通テストで高得点を取るには
大学入学共通テスト(以下,共通テスト)まであと1ヶ月を切りましたが,高得点を取るためにできる対策にはどんなものがあるのでしょうか。直前期の対策について,以下の4つのポイントに沿ってお伝えします。
① 直前にやるべき学習とは
② 共通テスト対策模試・共通テスト対策問題集を解き直す
③ 共通テスト試行調査(プレテスト)の問題を解いてみる
④ センター試験の過去問を解く
① 直前にやるべき学習とは
共通テストを目前に控えて,このタイミングで新しい参考書や問題集に手を出すのも悩ましい。かといって,手持ちの問題集もやり尽くしていることでしょうから,どうすれば良いか解らなくなりがちです。
この時期は,ギリギリまで点数を上げられる分野に集中して学習に取り組みましょう。科目別にポイントをお伝えします。
英語は「単熟語・文法の再確認」をしておきましょう。共通テストでは単語や文法を直接問う形式の出題はなくなり,読解中心の出題に変わりましたが,覚えておくべき単熟語の数は増えていますし,長文を読みこなすには文法知識が不可欠です。問題演習を通して抜けている部分が見つかったら,単語帳や文法書に戻って復習します。
数学は「データの分析」を押さえておきましょう。私立医学部では出題する大学が限られており,国公立医学部ではほぼ出題されない分野のため,手薄になっている受験生も少なくないと思われます。覚えるべきポイントもさほど多くはないので,数時間程度まとまった時間を確保して,考え方や計算方法などを復習しておけば満点を狙える分野です。過去3年の問題を見ると,箱ひげ図と四分位範囲・四分位数の読み取り方,散布図と相関の強さの関係,分散や相関係数の算出などが頻出です。それぞれについて,勘違いなどで計算ミスを誘発しないようにしておきましょう。
国語は「漢字・古文単語・漢文句法の再確認」をしておきましょう。直前の追い込みで現代文の点数を上げるのはなかなか難しいので,現代文は漢字や接続詞の用法,慣用句を確認するに留めておきましょう。特に漢字は選択肢の漢字も全て書けるようにしておくのが肝要です。後は古文・漢文に力を入れると良いでしょう。特に古文単語と漢文句法は,解釈系の問題でもヒントになるので覚えた内容がそのまま点数に直結すると言えます。センター試験の過去問も含めて,本試・追試をそれぞれ10年分程度取り組んでおけば十分です。
理科・地理歴史・公民は「暗記で対応できる項目の再確認」をしておきましょう。例えば化学を例に挙げると,物質の色や匂い,化学者の名前など,2次試験に向けた難度の高い問題ではストレートに問われない内容が落とし穴です。地理歴史・公民は理科以上にいかに暗記すべき項目を暗記できたかの勝負になります。取り組んだ分だけ点数に繋がるので頑張ってください。