メディカルラボには医学部受験のプロがいます!
医学部英語は「基礎・基本を極める以外に道はなし」
●VOL.14メディカルラボ東京お茶の水校 英語講師 西剛平
長文対策は習慣的に読むことが大切
長文に関しては自然科学をテーマにしたような物が出題されることも多いのですが、これに関してはまったく知識がないと太刀打ちできないというか、バックグラウンドの知識がある人のほうが強いですよね。そこは過去問演習で対応します。出題される内容は結構似ているんです。そういうものは医学部を受験する上での常識と言ってもいいのかもしれない。そのバックグラウンドがないと有利には働かないですからね。ですので、過去問に関しては形式に関係なく、いろいろな医学部の問題を習慣的に読んでいただければいいと思います。
繰り返し解くということもやっていただいてかまわないんですが、基本的に一度解いてしまうと頭に残ってしまうものなので、間は開けたほうがいいと思います。例えば、浪人の生徒さんには、去年解いた問題を解くということはもちろんやっていただきたい。たくさんの長文に触れる、長文に慣れるということはとても大事だと思います。
だいたい夏休みが明けたくらいから、できる生徒さんには「1日1長文読め」というふうにはお伝えしています。それは受験校の対策ということではなくて、本当に長文読解の練習としてです。その中でも自然科学の知識は増えていくと思います。普段から読む癖は欲しいですね。
英語の苦手意識はいかにして克服すればよいのか?
医学部受験をされる方にも英語に苦手意識を持っている方はたくさんいます。苦手意識を持っている生徒さんへのアプローチは、医学部受験生もその他の学部を受験される方に対しても全く同じです。
まず「苦手」というのはほとんど勉強してこなかった生徒さんなんですね。「すごく頑張ってやってきたのに、英語が苦手」という生徒さんはほとんどいらっしゃらないです。なので、まずは英語を「知る」というところから始めていただきます。まずは英語を好きにならないとはじまらない。僕は「英語を好きになってもらう」ということをいつも心がけています。英語を好きになれば、生徒は勉強するようになります。英語は医学部もそうですが、文系、理系関係なく、逃げられない科目ですから、やらなきゃいけないわけで、それを好きにならないでやるというのは、とても苦痛です。好きになるために色々な方法を考えなくてはならないのですが、それは集団授業とマンツーマンでは変わってくるところではありますね。
集団に関しては授業自体の空間を楽しくする。僕がしかめっつらで授業をしても楽しくない。楽しいという言い方も適切な表現かわからないのですが、授業をおわった後に「楽しかった」っていうアンケートをもらうと良かったなと思います。「わかりやすかった」「よくわかった」というのは当然で、「楽しかった」と書いてもらえると、英語を好きになってくれるきっかけになれたかなと思います。
一方、生徒参加型マンツーマンのメディカルラボでは課題も強制的に出せるので、苦手意識のある子にはかなり厳しく宿題を出します。チェックもしっかりできますしね。それである程度やっていくと「けっこうできるようになった」という実感が湧くんです。「やってみるとできるじゃない」という、その実感を積み重ね得ていくことが大切で、実感が湧くと英語の苦手意識は簡単に消えていくものです。メディカルラボのマンツーマンでは僕の出した課題をこなしていただければ、英語は勝手に出来るようになりますよ。
「英語をやっていたのに出来なかった」という生徒さんは、苦手意識を克服するのが大変です。やっていたのに全然やり方が違ったとか、効率が悪かったとか、そういう生徒さんです。でも、「やっていたのに出来なかった」という生徒さんは、実際にはやってなかったということも多くあります。メディカルラボでは細かく指示が出せるので、例えば「この参考書のこの部分を来週までに100番から120番まで解いてきてください」というのをやると、結構「今までやってきた以上に辛かった」とか言いますね。そうすると「実は自分はやってなかったんだ」ということに気付けることになります。
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