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入試突破の鍵となる
「英語」を得意科目に
難関の医学部だからといって、必要となる英語知識が他学部と大きく異なるわけではありません。
基礎となる語彙力や英文法知識を身に付け、「理論」と「反復」によって揺るぎない学力を養いましょう。
そうすれば「英語」は得点源となり、医学部合格への切符を手に入れることができます。
英語
尾木 歩 先生
難解なイメージに惑わされず
堅実に基礎力の強化を
医学部入試の「英語」は医学用語が多用され、難解な印象があるかもしれませんが、実際は専門的な知識を問うより標準レベルの問題が多数。そのため文法問題はまず市販の参考書を一冊仕上げ、その上で過去問対策を。英作文は日頃から基礎的な文法力を身に付け、添削指導を通して平易な英文が書けるよう心掛けましょう。長文読解問題では、英問英答形式での出題も。テーマは「糖尿病」「拒食症」「がん」など一般的内容のほか、過去2~3年の医学論文・雑誌や英字新聞等からの出題も多く見られます。
生徒それぞれに合った授業で
「英語」を得点源・得意科目に
合格を確実なものにするためには、過去問演習や医系長文読解を通して得点力を上げていく必要があります。しかし、医学部だからといって土台となる英語知識が異なるわけではありません。英文法を苦手とする生徒が多いですが、「英語」の文法は至ってシンプル。嫌いになるのは教え方がその生徒に合っていないからです。私はシンプルかつ論理的に解答を出せるような指導を実践しています。また、授業で扱った長文をそのまま放置してしまう生徒がいますが、非常にもったいないと思います。私は最低5回音読して復習をするように指導しています。語彙、文法、英語のリズム、論理展開、背景知識など、繰り返し復習することで習得できる要素がたくさんあります。生徒たちの良きペースメーカーとなり、合格まで導くことが私の役目です。
Q&A
- 「英語」の成績が安定しません。特に長文が読めたり読めなかったりします。
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長文を読む際に、知っている単語の意味をつなぎ合わせ、文脈を頼りに話を類推して読んでいませんか。こういう読み方をしていると、扱われている長文のテーマに得点が左右されてしまいます。
文法、語法、構文などの知識、パラグラフリーディングの技術などに基づいて論理的に読解する力が身に付くと、長文の主題によらず、一定の理解を伴って読解できるようになります。さらに精読を続けることで、文章中の強調、省略、倒置、比喩などを見抜けるようになり、より正確に文章内容を把握し、得点につなげられるようになるのです。
難しく見える英文も、設問自体は積み重ねてきた知識の範囲で答えられるように作問されています。正答を導くための知識を定着させ、思考力を鍛えることが私たちの仕事です。
- 「英語」の成績が頭打ちです。勉強をサボっているわけではないのですが。
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丸暗記と反復練習といった地道な努力だけでも一定の成績までは伸びていきます。しかし、医学部合格レベルまで高めるためには、それだけでは不十分です。
例えば語彙の習得。英単語帳を利用してコツコツ意味を覚えていけば、確かに成績は伸びていきます。しかし、あるレベルを超えた難易度の長文に出会った途端、それは通用しなくなるでしょう。
一語一義で意味を覚えてしまうと、それ以外の意味で出題された際に対応できません。また英語から日本語の意味を思い出す訓練ばかりだと、日本語から英単語を思い出すことができず、英作文に対応できません。加えて語幹、接頭辞、接尾辞を意識し、派生語も含めて英単語学習を進めないと、未知の英単語への対応力が極端に下がってしまいます。
医学部入試で通用する英語力に到達するためには、どこまでやらなければならないのか?それを熟知して指導できるのが、メディカルラボのプロ英語講師です。