MESSAGE
活字に親しみながら、
解法のコツを伝授
「現代文」は読解力、「古文」・「漢文」といった古典は文法・句法を鍛え、曖昧さをなくすことが学習の第一歩です。
「国語」は全教科の基本となる科目。
受験テクニックだけでなく、活字に親しんだり、好きになる工夫も交えながら、「分かる」までリードし続けます。
国語
高橋 真利子 先生
読解力を鍛えることが
「現代文」攻略の要
「現代文」の問題を解くためには、まず読解力を鍛え上げていくことが大切です。そのためには、意識的なトレーニングが必要。読解力の学習を通じて身に付けた方法を活かし、応用の利くテクニックをマスターすれば、必ず正解を見つけ出すことができます。また解くに当たっては、「そう言えるかも知れない」と勝手に自己解釈することはやめましょう。「現代文」は、必ず文章の中に答えがあるもの。本文に書かれていないことは正解ではありません。
「古文」と「漢文」は
共通テスト高得点が射程圏内
コツさえ掴めば、共通テストで高得点を狙えるのが「古文」と「漢文」。「古文」は古典文法を分かりやすく整理・理解した上で、実践問題で解法のコツを身に付けましょう。一方、「漢文」でまず必要なのは、句法。共通テストのような選択肢型の問題では、句法の知識だけで答えが出ることも少なくありません。あとは、漢字を含めてどれだけ熟語を連想できるかどうか。漢字力が十分でないと、せっかく覚えた句法の知識を本文の読解に結び付けることができません。句法と漢字力のバランスが大切です。
Q&A
- 「国語」が苦手で、勉強の仕方も分かりません。
-
最近、国語力の低下を嘆く声が多く、私自身も強く感じます。
まず、語彙が少なく、普段の話し言葉で記述する人が多くなったように感じます。そんな中、医学部受験では「小論文」や志望動機などを記述しなければなりません。私は本が読めないのであれば漫画でも雑誌でも良いので、生徒それぞれが手に取りやすいところから活字に親しむよう薦めています。また評論文などは、筆者の主張が書かれている箇所をいち早く発見する方法など、読み方のテクニックを教えます。このような方法を繰り返すことで、「やればできる」という感覚を重ね、苦手意識を取り去るようにします。
「国語」はすべての教科の基本です。『1対1の個別授業』では、生徒が曖昧なまま先へ進むことは絶対にありません。分からない時は遠慮なく、質問してください。
- どうしたら「古文」が好きになれますか?
-
「古文」が苦手になってしまう理由は、最初の文法が面倒と感じるからだと思います。授業では、文法でつまずく前に、その文章が書かれた時代背景や文脈から、「遠い昔の時代に生きた人の心の動きは、現代人とそんなに変わらない」ことなど、「古文」の魅力を伝えるようにしています。
以前、海外で日本語を教えていたことがありますが、月を見て美しいと感じたり、落葉を見て儚さを感じるのは、日本人ならではの繊細な感性があるからということを実感しました。古文を読めるようになるまで諦めずに学習すれば、今まで知らなかった世界が広がります。何度も繰り返して学習し、古文に対する違和感がなくなると、ある日突然、読めるようになります。
その日が来るまで、生徒一人ひとりに合った方法でリードし続けるのが、私の役目なのだと思います。