イベントレポート
EVENT REPORTS
医学部入試合格ガイダンス
「医学部入試分析編~夏~」
講演会2019年7月
夏休みでお盆前の休日とあってか、会場は満員の盛況ぶりでした。医学部入試の現状について、国公立・私立大学のボーダー偏差値から、2019年度の入試結果と動向、2020年度の推薦・AO入試に向けて、オープンキャンパスの活用法、医学部受験対策などの資料を配布しました。またスライドも使い、可児先生に分かりやすく説明していただきました。そのあと、たくさんの方が個別相談をされていました。
実施内容
・司会者あいさつ
・可児先生講演会
・閉会のあいさつ
・個別相談(希望者のみ)
2020年度医学部入試の動向
ボーダー偏差値はここ20年程で、国公立大で5~7ポイント、私立大で8~12ポイント、特に私大の難化傾向はより顕著です。国公立大医学部は、上位から下位の差が縮小しました。私立大医学部の前期・後期はさらに難化傾向になりました。
医学部推薦・AO入試に向けて
推薦・AO入試でも基礎学力は絶対に必要で、名古屋大学など東海地方の国公立大ではセンター試験の得点率85~90%以上必要。ただし、学力だけでなく面接や小論文試験で一般入試以上に時間をかけて医師としての資質や適性が問われるので、その対策もきわめて重要とのことです。また、志望動機書や調査書が合否を分けることもあるでしょう。
オープンキャンパスの活用法
この夏休み中にも多くの大学がオープンキャンパスを開催するので、「受験勉強の動機づけ」のためにも行くと良いでしょう。オープンキャンパスでは、大学の雰囲気をチェックしたり、医学部の先生や学生との会話から自分の疑問点を解決できることもあります。さらに、入試本番の大学までの交通機関の行き方やかかる時間のチェックも忘れずに。金沢医科大などはオープンキャンパスで、模擬面接や教員との個別相談も行っています。
医学部受験対策について
藤田医科大学を例に、入試において1点の重み、1点の差で合否が決まる!とのお話がありました。そのためには、偏差値や難易度だけで受験校を選ぶのではなく、時間配分を意識して過去問演習を行い、自分と相性の良い受験校を選ぶなど「生徒の学力特性」にマッチングした重点校を選び対策することがもっとも重要です。医学部の受験勉強は「過去問に始まり、過去問に終わる!」
参加者の声を紹介します!
模試の偏差値だけで合否が決まるわけではないこと、また各大学の入試問題に独特の特徴があることが分かりました。
現在高校3年生ですが、残りの時間をどのように使い勉強したらよいか、アドバイスを頂きたいです。
とても参考になりありがとうございました。模試判定だけで安心して合格できるわけではないと知りました。志望校別の対策がとても大切だと知りました。
入試の最新情報を伺えてよかったです。自分が受けた頃とのちがいを感じ、子どものサポートに役立てたいと思いました。