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医学部推薦入試分析会~東京医科大学・東京女子医科大学~

●VOL.19 東日本エリアマネージャー/東京お茶の水校舎長 佐分篤史

実際の推薦試験対策

小論文はスピード&文字数

東京医科大学と東京女子医科大学の推薦入試の中身についてお話させていただいたんですが、どうですか? “実際に対策ってどうしたらいいんだろう?”という風に思われたのではないでしょうか? ポイントは先ほども言ったように「時間」です。
 
小論文は大学によって段階評価をするところ、得点を付けるところと千差万別です。ただし、絶対NGが出てしまうポイントがあって、それは「文字数が足りない」ことです。必ず時間内に書ききるというところが重要になってきます。ということは、小論文はスピードかつ文字数なんです。
 
ちなみに、面接でNGなのは「質問に対して返答ができない」こと。例えば“志望動機は何ですか?”と聞かれたときに“僕はこういったことに興味がありまして”といって全然違う時事ネタの話をしたり、質問に対して答えられない人はNGです。あまりそのような方はいらっしゃらないので、面接は一発でNGということにはなりにくいと思うのですが、小論文の文字数は本当に気をつけなければならない。たぶん普段から小論文を書くという練習はしていると思うのですが、プラスアルファ、時間内に書くということをしっかりと練習してください。


実際の推薦入試対策とは?

ここからはメディカルラボに在学し、推薦対策をしてきた方の方法を事例としてあげさせていただきますが、今一度、推薦入試について振り返ってみましょう。推薦入試の合格者の分布図は、一般入試よりもきわめて合格者の偏差値が低い。このように偏差値の差が大きく開いているというのは、やはり学力以外のところで大きく合否をわける基準があって、それは小論文と面接だということ。そのために、小論文・面接にちゃんと力を入れていきましょうということが言えます。

実際に東京医科大学や東京女子医科大学を合格した方はどんな対策をしたのかというと、すべてスピード対策です。スピードを意識したトレーニングを積んでいきました。まず、基礎学力検査対策として、教科書の例題レベルの問題を素早く解けるようにしました。例えば黄色チャートレベルの問題でもいいです。問題を見たら瞬時に解答が浮かぶレベルまで、ひたすら繰り返しました。
 
東京医科大学の小論文については、英文、そして文章読解の問題も素早くできなければいけません。英文では速読ということを強化しました。例えばセンター試験の大問6の問題を使って、これを10分で解きましょう、15分で解きましょうと時間を意識した対策をします。また、読解力を養うために一般入試の過去問を使って小論文の練習をしました。必ず時間を計って行ってください。また、“今日は英文をやろうかな”“今日は日本文やろうかな”という風にセパレートして行うのではなく、セットでやってくださいね。一定時間内に二つの解答が求められるので、セットで出題されている問題を使用するのが理想的です。英文読解のほうが早くできる人もいれば、日本語の小論文のほうが早くできる人もいるので、自分の特性を生かして時間内で両方解くという練習が必要です。
 
東京女子医科大学の小論文対策では、テーマ別小論文の過去問を利用して、「小論文を書ける力」というものも養っていきます。テーマ別の小論文を出題する大学――例えば近畿大学は完全にテーマ別です。テーマ型の小論文は文字数が多いので、これを書ききるという練習がとても重要です。
 
東京女子医科大学のグループ討論対策として、メディカルラボでは実際に医学知識の豊富なチューターなどを交えたグループ討論を行います。
 
さらに、志望理由や調査書に即した面接練習ということも実施します。プロの先生との練習は重要だと思います。 

推薦入試についてのまとめ

推薦入試についてまとめると、こういったことです。 
 
一般入試と比較すると圧倒的に倍率が低くなるので、受験できる人はぜひ受けてくださいということ。そのためには、いま現在の評定平均の基準がクリアしていることを早めにチェックしておいたほうがいいですよ、ということ。
 
実際に推薦入試を受けることになりましたとなったときに、対策をしたいけれども、なかなか対策方法がない。それはなぜかというと、ほとんどの大学の試験内容が非公表になっているからです。今日お話させていただいた東京医科大学や東京女子医科大学も非公表です。非公表ですが、過去に受験した方の例を見ていきますと、今日お話しさせていただいたようなテーマで試験が行われています。その中で鍵は何かと言うと、推薦入試というのは、学力検査もありますが、やはり「小論文・面接」というところに重きを置いた入試ではないかということです。合格者の偏差値の分布を見ても、確かにそうなのでしょう。

学力検査にも言えることですが、小論文・面接、特に小論文で重要なことは時間内にちゃんと書ききるということ。そこに力を入れて日々対策をしてもらいたいなと思います。

小論文や面接が不安だなという方は、メディカルラボで個別に対策をすることができます。小論文や自己推薦書の添削ということも行っています。志望動機がうまく書けない、どうやって書いたらいいかわからないという方には、その対策も行っていますので、ご興味がある方はぜひお問い合わせいただけたらと思います。 一覧へ戻る