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合格実績

メディカルラボには医学部受験のプロがいます!

設問を解くために英文を読むというトレーニングを

●VOL.21 メディカルラボ東京お茶の水校英語講師K.M

試験時間に対してかなり大量の問題が出題される医学部受験英語。これにはどのように対処していけば良いのだろうか? また、医療英単語はどこまで習得すれば良いのか? 未知の医療英単語が出てきた時の対処法は? 学問の上でツールとして英語を使ってきたプロが教えるそのノウハウとは。
[2016/03/14]


プロフィール
慶應義塾大学在学中より予備校で英語を指導。また、同大学博士課程の頃から他大学の文系学部や医学部、看護学校などで文化人類学や行動科学の講義をしており、現在もメディカルラボでの指導と並行して続けている。

設問を解くために英文を読む

僕は社会学や人類学を学んできていて、英文科や英語学科の出身ではないんですが、その分、英語との向き合い方は医学部受験生と共通しているようなところがあります。医学部受験生は設問を解くために英文を読むじゃないですか。僕は文献を読んで情報を得るための手段として英語を使ってきました。医学部受験の場合は本文ではなくて設問がメインなんです。だから、設問を読むことに時間をかけなさいと生徒には言っています。

メディカルラボで教えると同時に、いまはある医療系大学で各学部共通の一般教養科目として、社会学について教えています。大学の博士課程の時からなので、もう10数年になります。その現場で医学部の学生を目の当たりにしているんですが、彼らの特徴は要領が良いこと。例えば医学部受験の英語の入試問題も60分の中で「これを全部やるの?」という量の問題が出ますよね。これをクリアするには要領よく得点しなければならない。要領の良さは生まれつき持って生まれた人と、そうでもない人がいると思いますが、これは医学部受験勉強をやっていく中でかなり磨くことができると思います。また、医学部の学生は書くことも上手です。大学の授業では課題のレポートを書き終わったら退出していいとしているんですが、医学部の生徒はすぐに書いて提出していく。これは受験の小論文で培われたものなのだと思います。浪人生のほうが多いので、せっかく浪人したからには、こういったノウハウを身につけて医学部に進学して欲しいです。

要領という話が出ましたが、医学部受験は満点を取るのではなく、「合格点を取る」ために要領よく得点することが必要だと思います。医学部受験英語に関しては、全問を真っ向から解きにかかったのでは、どんな優秀な人であっても試験時間60分以内に終わらせることはできません。合格点を取ればいいという気持ちを持って、ここは手をつけないという「勇気ある撤退」をすることも必要だと生徒には伝えています。
 

生徒参加型マンツーマンだからできること

今、僕が担当している生徒は、メディカルラボに入学した段階で比較的英語が得意、という生徒が多いです。メディカルラボの英語は「文法」と「長文」に担当が分かれていて、僕は文法を担当することが多いのですが、1浪生や2浪生を見ていても、マーク模試の点数は取れているのに、「あれ?これができないの?」という人が多いです。残酷な言い方かもしれませんが「受かってもおかしくなかったけれど、落ちても仕方がなかっただろう」ということを感じることがあります。やっぱり穴があったよね、と。だからこそ基本が大事。集団授業ではそういうヌケはわからないと思うんですよね。生徒参加型マンツーマンでやっているから、そのヌケが見えてくる。

マーク模試やセンター試験の過去問で8割以上をコンスタントに取れるというところが、医学部の過去問演習に入るレベルだと思います。過去問演習は9月、10月くらいから始めると思うのですが、過去問に触れた時にマーク模試とのギャップを感じられるかどうかがひとつのポイントになります。マーク模試は決して難しい試験ではなく、単語の字面を追っているとできてしまうようなところがあるんですが、私立医学部の受験問題はそうはいかない。過去問演習でボロボロになってしまった人は、まだ基本的なところでヌケがあります。このマーク模試と受験問題との差を埋められる人は伸びますし、埋められない人は苦しむ。この差を埋めるために、できるだけ早くマーク模試で8割以上を取っているという自信が揺らいで欲しいんです。そのためにも早い段階で基礎をマスターして、過去問で医療英語に慣れて欲しい。けれど、基礎ができていないのに、過去問に取り組んでも無駄です。この過去問を始める時期の見極めも、メディカルラボの生徒参加型マンツーマンだからこそ、正しい判断ができるのだと思います。
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