メディカルラボ通信
2023年2月号『私立医学部 一般選抜(後期)に向けてのポイント』
2023.2.23公開
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2月も後半に入り,医学部入試も大詰めとなりました。私立医学部では,全ての大学で一般選抜(前期)が終わり,共通テスト利用入試や一般選抜(後期)を残すのみとなりました。
今回のメディカルラボ通信では,これから私立医学部の後期試験に臨む皆さんのために,押さえておきたいポイントをお伝えします。
今回のメディカルラボ通信では,これから私立医学部の後期試験に臨む皆さんのために,押さえておきたいポイントをお伝えします。
CONTENTS
① 学科試験
私立医学部の一般選抜で後期試験を実施するのは次の11大学です。学科試験は,大学によって出題教科や出題範囲に特徴がみられます。
2023年度は昭和大と関西医科大で小論文が廃止されたことが大きな変化と言えますが,後期試験は前期試験と比較して受験生の負担が少ない大学がいくつかあります。
昭和大は数学と国語で教科間選択となっているため,英語・理科2科目・国語といった受験が可能です。金沢医科大の場合,前期は英語・数学(ⅠⅡⅢAB)・理科2科目ですが,後期は英語と数学(ⅠⅡABのみ)で受験可能です。
日本大はN方式(全学統一のマークシート式)を採用していますが,医学部医学科は2次試験で英語と数学(記述式)の試験が課されます。2021年度以前のA方式の過去問を使った演習が効果的でしょう。
金沢医科大を除いて,いずれの大学も前期と後期で出題科目や範囲が共通となっており,問題の難度も前期と後期でほぼ同程度であることも少なくありません。したがって,後期試験対策として前期試験の過去問にも取り組んでおくことが有効と言えます。