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医学部受験化学の極意は「わかる」「できる」「定着」「発揮」

●VOL.12メディカルラボ東京池袋校/東京新宿校 化学講師 今田真吾

[2015/01/14]


プロフィール

大学院在学中から講師をはじめ、職業としても予備校講師を選択。医学部予備校での18年間の指導キャリアを誇る。私立高校2校の医学部コース設置に携わるなど、その指導法や医学部受験に対する意識の高さは業界でも信頼が厚い。
 

新課程移行で医学部受験化学はどうなるのか?

化学は新課程移行に関しては、他の理系科目と比べてほとんど変化がないと言ってもいいくらいです。センター試験では範囲が広くなったので、特に浪人生は今までのセンター試験の感覚で解いていくと少し時間が足りないかな、とは思います。

新課程では範囲外だった「核酸」や「合成高分子」の話題が範囲内になり、出題の傾向が高まると予想されます。合成高分子は医学部入試ではもともと出題されていたので大きな変化はないでしょう。「核酸」は2009年度、2010年度付近で、昭和大学などで出題されたことがあるんですが、今後他大学でも出題の頻度は高まると思います。浪人生は最後の締めとして知識の暗記を続けているんですが、いま私が持っている生徒たちは、他の学習と並行しながら必死になってこの分野を覚えています。
 

センター試験の化学について

私立医大でセンター利用をしての受験ですと、学校にもよりますが、発表されているボーダーよりも実際はちょっと高いと思います。発表されているボーダーが85%の医学部であれば90%、90%に近いところであれば満点を狙いたい。国公立医大のように国語とか社会が入ってくると難しいですけれども、普段から勉強している理科系科目だけなら97%は狙っていけると思います。しかし、センターで受験を受かっていくというのは、ものすごく難しいことだと思います。取りこぼしをしてしまったら、そこで終わってしまいますからね。
 

国公立医学部と私立医学部の化学出題傾向

国公立医学部の上位校で意外に化学の問題が平易なのは千葉大です。関東圏ですと、横浜市立大、筑波大、医科歯科大、もちろん東大もですが、やはり難しい。難しいですし、思考力も問われます。テクニックでは太刀打ちできない。自分の中の知識から解答を導き出していくような力が求められます。

私大に関しては色々あると思うんですが、私が思う化学がいちばん難しい私立医学部は慈恵医科大学です。偏差値的には抜群に慶応医学部ですけれども、年度によっては化学の内容だけで考えれば慈恵ほうが難しいこともあります。
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