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メディカルラボには医学部受験のプロがいます!

医学部受験化学の極意は「わかる」「できる」「定着」「発揮」

●VOL.12メディカルラボ東京池袋校/東京新宿校 化学講師 今田真吾



医学部受験生のための理科選択法


理科の選択については、基本的に数学が非常に得意な子は物理を選択すると思います。今まで学習してなかった子は生物を選ぶといいと思います。よく、高校で物理を少しやって得意だったから選びたいんですけど、って言う生徒がいますが、結局苦労してしまい、化学をやってみたら「え、おもしろい」となる。そういう子はけっこういます。数学的な能力が実は足りないのに物理を選択するとすごく苦労するんですよ。

化学はイメージとしては二段階で成績が上がっていきます。まず、「わかる」「できる」くらいまで上り続けて、一度停滞する時期があるんですが、覚えたことがつながって発揮できるようになるとまた上り始めます。生物の場合は、知識を積み上げれば積み上げるほど伸びていきます。そして考察問題に入ると伸び具合が緩くなります。物理の場合は最初がすごく辛いんですね。担当の先生によってもっと細かく違うとは思いますが、私のイメージはこうです。

本人のがんばり次第でどんどん伸びていく生物っていうのは、選択科目としてはおススメしたいですね。私としては「化学・生物」の選択のほうが楽だと思います。講師側からみれば、モチベーションを上げてあげるのも楽だったりします。
 

医学部合格のための自己分析の方法とは?

理科の選択でも言えることですが、自己分析が出来ることって、すごく大事だと思うんです。自己分析の力は医師になってからも大切になってくると思います。私はその部分も養えるような指導を心がけています。

まず、模試をやったとき、その当日に自己採点をさせる。そのあとに自分が取れなければいけなかった点数――これを私は「自己マン点」と呼んでいます。≪「実際に取れた点数」÷「自己マン点」×100≫、私はこれを「再現率」と呼んでいます。この「再現率」が9割あると受かると、一番初めに説明するんです。この理論は私の経験から生み出したものです。
 

ナーバスになっている生徒の気持ちを上げるには?

受験直前期はナーバスになっている学生が多いと思います。ナーバスになっている人の場合、「私はできないんだ」と思い込んでいることが多い。すごく出来ているんですよ? 私から見たらとてもよく出来ているのに、「出来ない」と言う。私が「そんなことないよ」と言うと「私のことを何もわかってない!」と言われちゃう。

講師が生徒のナーバスな気持ちを上げるコツは、まずは人間関係が出来ているかどうかです。私と人間関係ができていれば、かまってあげられるわけでしょ? たまには激しく叱咤激励したり。そうすることで上がってくる。そこは機微なので、毎日生徒のことを見ていないとわからないんですが。そこも講師の腕だと思います。

簡単に言うと「アメとムチ」です。私、ほとんど褒めないんですよ。100点取ると「当たり前じゃん」と言う。内心とてもうれしいんですよ? ですけど、褒めない。だから、たまに褒めると「気持ち悪い」って言われちゃうんですけどね。上がりますよね。
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